四季の豊かな日本の風土からうまれるお料理。 いまでは一年中いろいろなものが食卓に並ぶようになりましたが、 それでもやっぱり、旬のものの味わいには はっとします。 お料理を盛る器も 自然の景色に見立てたり、春夏秋冬を彩ってみると しっくり落ち着いたり 思いもよらない発見にわくわくします。 そんな「器あそび」にお役立ていただければ幸いです。
12/15 更新 縁起の良いとされる「矢羽根」「霞」をモチーフにした幾何学文様を彫り込んだ夫婦湯呑です。 「夫婦」「湯呑」このネーミングが使う用途を限定するイメージで申し訳ないのですが… 大小のサイズは内容量の違いのみならず 手にしっくりくるサイズ感で お好みの飲み物を自分のペースでゆっくり楽しんでいただけると思います。 また、粉引の白い肌に 窯の中で赤く染まる御本(ごほん)という斑点模様を紅白に見立てお祝いの気持ちを込めて、この時期にご紹介させていただきます。 クリスマスのカウントダウンが始まる頃、お正月の準備「正月事始め」も迎えますと、いっそう師走らしさを感じる頃でしょうか・・・どうぞおすこやかに新年をお迎えになられますように。 ・掻き落とし 夫婦湯呑 矢羽根・ 霞 はこちらです
12/1 更新 【 丸くて白い・・・器たち 】 会津若松の初雪、ミゾレ交じりではありましたが冬のはじまりを告げていました。 こどもさんたちは「雪といえば・・・雪合戦!スキー!」と楽しい雪遊びが待ち遠しいようですが、 大人になると雪は見るくらいが美しくいち番うれしいですね(笑) 雪を連想させる「丸くて白い器」。慶山焼の冬の定番の器たちです。 丸い形は 手にすんなり馴染み、飲み物やお料理の温もりを器の中に閉じこめてくれます。 かわいらしいフォルムもほっこりしますね😊長い冬ははじまったばかり⛄どうぞごゆるりとお過ごしくださませ。 ・ 丸マグ ・ 丸ボウル はこちらです
11/15 更新 【 クリスマスをちょこちょこ 】 落ち葉舞う季節。このあたりは柿畑がありまして、柿の葉っぱが カラカラ賑やかな音をたてて転がります。なんだか鈴の音にも聞こえて🔔🔔🔔 お店の中も ちょこちょことクリスマスの足音🐾 ブルーと白のシックな組み合わせや可愛らしいサンタ瓦燈もお目見えしていますよ🎅クリスマスモードになってまいりした、ご馳走はなにかな♪ ・ 白釉ワインカップ はこちらです
11/1 更新 【 穴開きそば皿 】 晩秋の味覚、新そばの季節です。 会津は おそばで客人を もてなす文化もあり、そば打ち体験は大人気。 打ち立て、茹で立ては薫りよく喉ごしつるんと贅沢な味わいですね。 こちらのお皿、そんなこだわりの「そばの盛り皿」です。 ご注文依頼で制作した時には、 お皿に穴を開ける!?と思ったのですが、 ゆっくりとそばを味わっていただく、おもてなしの一器になりました😋 ・ そば皿 ・ 呉須線そば猪口 はこちらです
10/17 更新 【 月見の一献 】 実りの秋、カボチャは買うより頂くことのほうが多くて🎃🎃🎃 いろいろな種類のカボチャ、それぞれに合ったお料理があるんですね。 からだを温めるパンプキンスープもこの季節の定番です。濃厚なスープや 具がゴロっと入たものなどなど。大きなカボチャがいろんなスープに変身します。 ・ 手付きスープカップ(手前) ・ スープマグ(右) ・ スープカップ(左) ・ 耳付きスープ鉢 (奥)はこちらです
10/3 更新 【 ごはんが主役 】 新米の季節がやってきました🍚 ほのかに甘味い風味、 ご飯とおかずの融合も幸せですね~ 日本の自然と文化の恵みです。 慶山焼のお店でも 大きいごはん茶碗が人気になっております。 「やっぱりごはんでしょ!」 ふっくらつややかな旬の味わい、どうぞ召し上がれ。 ・ 飯碗 はこちらです
9/15 更新 【 月見の一献 】 あれほど暑かった夏も朝晩には涼風が漂うようになりました。 "暑さ寒さも彼岸まで"といわれるように 秋彼岸の頃には秋めくのでしょうか。 稲刈りの話題も聞かれはじめ、会津の田んぼも一面黄金色に染まり頭を重たそうにしています🌾 収穫の秋、中秋の名月に乾杯! ・ ネットギャラリー はこちらです
9/1 更新 【 たっぷりマグカップ 】 先夜のスーパームーンがあまりに見事でしたので十五夜かと想いましたが、中秋の名月は9月29日🌕 今年の夏は長いようです(会津はスズムシまだ鳴いてませんよ)。 お気に入りのドリンクや季節の野菜スープなど、たっぷり摂れる大ぶりのマグカップ。 飲み終えたころには気持ちもすっきりしていそうです。あとすこし、夏を元気に乗り切りましょう。 ・ マグカップ はこちらです
8/5 更新 【 ブルーの酒器 】 盃・酒杯・焼酎カップ・ビールカップetc・・・お酒の種類ほどに酒器も色々ございます。内容量の違いもありますが 口当たり、ノド越し、香りの広がりなど感覚的なこだわりがその魅力でしょうか。 近ごろ、子どもさんがおこづかいで酒器を買われることが何度かありまして(もちろんお茶やジュースだそうですが) 、そういえば~~~子どもの頃 デザインやサイズ感が可愛らしく楽しそうと感じていたのを想い出しました。 たまには酒器を変えて、ぐいっと・ぐびぐび・くくーっと。味わいも違って感じられるかもしれませんね。
7/15 更新 【 麺鉢 】 梅雨の晴れ間、ホタルが飛んでいます。 御薬園では数年前からホタルの繁殖をはじめ、以前のようなホタルの棲む池に戻ったそうです。 この辺りもホタルを見ることが増え、先日はお店の戸に止まっていました。 夏はいつまでも夜のような気がして、時間がゆっくり感じられますね。 夕ごはんも少し時間をかけて味わっていますと、あらあら豆腐の水が~という時のことを思いつくった冷や奴皿です。 ちょっとした遊び心からでしたが、枝豆やトウモロコシの湯気を逃がしたり、トマトの水気を切ったり、ちょこっとのせるのに便利なのです。 ・ 冷や奴皿 ・ 豆 鉢 はこちらです
7/1 更新 【 たっぷりサイズの片口 】 あら、蝉しぐれ。雨上がり お店の戸をカラリと開けたら、 山から涼風と蝉の声入ってきました。夏ですね。 食卓は、冷たいもの するりとのど越しのよいものなどが人気になってきた頃でしょうか。 そんな夏ごはんに 注ぎ口のついたお鉢が重宝します。 右:取っ手がついた片口鉢は オクラやとろろなど夏のネバネバ食材が よくかき混ぜてられます。 左: 波型の片口には冷酒、そばつゆ、ドレッシング…中身が見えると注ぎ具合もわかりやすいですね。 器から器へ流れる様子も涼やかに感じられらますよ。 ・ 納豆鉢(右) ・ 波型湯冷し(左)はこちらです
6/15 更新 【 麺鉢 】 夏野菜が色濃く、味もしっかりしてきましたね。 🍅🥒🌽🍆🍃etc…カレーやそうめんなど夏の定番メニューにも合わせやすく さらに体の中から冷やしてくれるらしいです。 しっかり食べたい 夏こそ大皿を活用してはいかがでしょうか。 ささっと調理して大皿に盛りつけたら、 さっぱり味、酸っぱ味、辛味など食卓で調節。飽きのこない味で旬をたっぷりいただけそうです。 本格的な夏がやってくる前に、体調を整えて今年の夏を乗り越えましょう! ・ 白釉パスタ皿(中) ・ 黒釉パスタ皿(大)はこちらです
6/1 更新 【 初夏のごちそう 】 季節が"前倒し"といわれておりますが、衣替えや6月11日の「入梅」も暦より早まるようですね。 お店の器たちも 花型の鉢をアジサイに見立てたり、 平皿は余白をつくる盛付けで涼し気な雰囲気にと、夏の食卓をイメージしています。夏の器には これから旬を迎えるカラフルな果物や 山の幸・海の幸…6月のごちそうが似合いそうです。福島の桃・会津高田梅・いわきの初ガツオ~~~お初物は東を向いて笑ってからいただきます👏 ・ 花型高台鉢 ・ 楕円プレートはこちらです
5/15 更新 【 多様の器づかい 】 扇風機を回す暑い日や暖房が必要な肌寒い朝。なかなか安定しない気候が続いておりますね。 夏日に爽やかな蕎麦を味わったばかりでしたが、雨の日はラーメンがジ~ンと沁みます。 季節が行ったり来たりするこの季節、器づかいも気候に合わせて、新たな用途で楽しまれてみてはいかがでしょうか。 「湯呑」が「そば猪口」になったり、「ラーメン鉢」が「サラダボウル」。 長皿は、秋に「さんま皿」でしたが お蕎麦には「だし巻きとポテトサラダと焼アスパラの三点盛り」が似合いそうです♪
5/1 更新 【味わい深いビール 】 風薫る爽やかな季節。 穏やかな気候になり 夜まで暖かくなってきますと🍺🍺🍺ビールですね。 ベランダで1杯、テレビの前でスポーツ観戦しながらと 気分や場所を変えて色々な味わいが楽しめます。 のど越しを味わうなら、土肌のビールカップがおすすめです。 キメの細かな泡が、のど越し滑らかにしてうまさを引き立たせます。 この泡がビールのフタの役目もするので ビールが酸化しにくく最後のひと口まで美味しいのも特徴です。 サっと手に取れてグビっと飲めるシンプルな形、倒れにくいフォルムの杵形も人気のデザインです。 ・ ビールカップはこちらです
4/17 更新 【 爽やかに白い器 】 しとしと降り続く春雨が黄砂を洗い流してくれましたので、山の若葉が清らかでウグイスの囀りが澄んでいます。 慶山焼の しだれ桜も雨にも負けず薄紅色の花と萌黄色の葉っぱが元気にそよいでいます。 色とりどりに彩られる季節 食卓に白い器はいかがでしょうか。旬の山菜やフルーツ、 新茶など みずみずしい色合いまで味わっていただけますように。 爽やかな季節をお迎えくださいませ。 ・ 天目煎茶碗はこちらです ・ 白釉 楕円皿はこちらです
4/1 更新 【 春本番、春の器 第二弾です 】 新年度 会津は桜花爛漫で迎えております。 お店にも桜の器が揃い、飯碗やカップ類など日常づかいの器にうららかな装いです。 4月1日より一部商品(マグカップ類・茶器類・酒器類)の価格を改定させていただきました。 慶山焼をご愛顧いただいております皆さまに ご負担をおかけしてしまい申し訳ございません。 今後とも使い勝手のよい器を心掛け作陶に励んでまいります。何卒末永くよろしくお願い申し上げます。 ・ ねっとぎゃらりー(WEBショップ)はこちらです
3/17 更新 【 春の器、咲きました 】 開花宣言のニュースが聞かれ 早い春の訪れに嬉しくなります。 会津は椿、梅が咲き初め花の季節を迎えたところ。予想ですと桜は入学式のころ見頃になるようです✿ 春に合わせ窯場からは「吹墨-ふきずみ-」の器がでてまいりました。 やわらかな桜色は 赤呉須(赤色の絵具)を霧吹で吹き付け発色させたもの。 「NHK・八重の桜」を記念し生まれた器も おかげさまで10年を迎えました。 さてさて今年の吹墨の表情は・・・ふんわりとした優しいものと澄んだ発色のものとがあり、 これはお好みがわかれそうです(笑)素敵な春になりますように♪
3/1 更新 【 お皿の器づかい 】 1月 いく(行く) ・ 2月 にげる(逃げる) ・ 3月 さる(去る) といわれるように2023年も3月を迎え時の早さを感じております。 特に年度末は 脱兎のごとくなのかもしれませんね。 そんな時こそをしっかりごはん。 お皿の中にいろいろなお料理を盛り合わせたワンプレート使いはいかがでしょうか。 目にも楽しく、おしゃれに取分けられていたらお残しはできませんよね(笑) さらに器の数を減らせ、食後の後片付けの手間も省けます。 紫色のお皿はお料理・デザートも鮮やかに映えます♪ 新生活のはじまりの一枚にもおすすめです。
2/15 更新 【 2月の窯から 】 先日の窯から出たばかりの器です。紫・ブルー、同じ灰釉を使って発色させていますので 相性のいい二色ですが、それぞれの色をイメージしてみますと… ロールキャベツやちらし寿司など春を感じるお料理には やわらかな雰囲気の「紫のお皿」に。 あったかクリーム系や とろ~り卵料理には 「ブルーのお皿」が映えるかと。などなど。 もうすぐやってくる春を想いながら、 季節の変化を器づかいで楽しんでみてはいかがでしょうか。 ・ 縁つき七寸皿 ・ ブルー縁つき七寸皿
2/1 更新 【 身体を温める 冬の器 】 寒くなるほどに甘みを増す冬のお野菜。 農家さんに教えてもらったところ根や芯の部分は たまらなく美味しくて栄養たっぷり。ならば スープやお鍋にして野菜を丸ごと いただきましょう! 慶山焼・冬の器が窯から出揃いました♪スープマグはスクエア型のハンドルが定番になり、 お鍋用の小鉢・とんすいは口縁に変化をつけた波型(製造過程はぜひインスタをご覧くださいマセ)。 フ~フ~いいながら体の芯まで温まりましょう。 ・ スープマグは こちらからどうぞ ・ 波型とんすいは こちらからどうぞ
1/18 更新 【 ほっこり起上り小法師 】 21日は二十四節気のひとつ「大寒」、1年でもっとも寒い季節を迎えますね。 会津も降った雪が根雪になり、 静かな雪景色に包まれます。2月上旬には会津の冬の風物詩「会津絵ろうそくまつり」が開催され(今年は2/10・11です)、 銀世界に咲くロウソクの花が 心の芯までじ~んと温かくしてくれます。 絵ろうそくまつりで使われている 「起上り小法師型・瓦燈-がとう-」を慶山焼で制作しています。 風よけや光を放つシェードの役目をしていますが、室内では照明を取付けてフットライトにしたり、ちいさな瓦燈はお香立に。 お部屋の中にも やさしい明かりを灯して、今年の冬をほっこり和らげてみてはいかがでしょうか。 関連リンク ・ 起上り小法師の瓦燈(がとう) ・ 会津絵ろうそくまつり 公式サイト
1/2 更新 【 赤絵の魚紋 】 2023年がはじまりました。皆様にとりまして素晴らしい一年になりますよう 心よりお祈り申し上げます 新年を祝う器としまして 粉引の器と赤絵の器を取り合わせてみました。 赤絵で描いた魚紋は・・・金魚、なかでも出目金は「芽が出る」ともいわれる縁起物。 じつは、工房の作業台の目の先には金魚の水槽。 十数年 夏まつりの金魚すくいでやってきたこの子たちがモチーフなんです。 今年はどんな表情の器が生まれるのでしょうか・・・ 本年も何卒よろしくお願い申し上げます ・ 赤絵魚紋鉢は こちらからどうぞ