四季の豊かな日本の風土からうまれるお料理。 いまでは一年中いろいろなものが食卓に並ぶようになりましたが、 それでもやっぱり、旬のものの味わいには はっとします。 お料理を盛る器も 自然の景色に見立てたり、春夏秋冬を彩ってみると しっくり落ち着いたり 思いもよらない発見にわくわくします。 そんな「器あそび」にお役立ていただければ幸いです。
【 線彫りワインカップ ・ 湯呑 】 新しい年を迎え、工房では本格的な新作づくりに入ります。 こちらの線彫りシリーズは 彫り込む幾何学模様をあれこれと試行錯誤しながら、灰釉が流れる紋様に辿りつきました。キメの滑らかな土肌に灰釉が流れ落ちないようにと隠し彫りで釉を止めているのだとか・・・。(と、作り手は熱く語っておりますが) 毛糸で編んだセーターみたいな 温かなイメージで新年にご紹介させていただきました(笑)。
【 双魚紋 小鉢 】 二匹の魚が向かい合わせになった「双魚紋-そうぎょもん-」。 子孫繁栄あらわす縁起物としてやきものの図柄によく用いられております。 とりわけお正月料理は一年の幸せを願ったお料理が揃い、華やかな色絵の器づかいで いっそう御目出度い気持ちが伝わりそうです。 食べ終えた器から、魚二匹が滑稽な表情でごあいさつ。 ・ 双魚紋 小鉢 はこちらです
【 吹墨酒器 】 亥年の猪に口と書いて「ちょこ」と呼びますが、お猪口は ぐい呑よりもすこし小振りの酒杯。かわいらしいネーミングのとおり、ちょこちょこといただくお酒に向いているようです。 お正月を祝い、節分、花見、、、 今年も楽しいお酒になりますように ・吹墨酒器セット はこちらです