【 魚紋扁壺 -ぎょもんへんこ- 】
扁壺とは胴が扁平(へんぺい)に潰された形の壺をいいます。もともと酒壺としての道具が、形の面白さから壺に模られようになりました。装飾も遊び心が込められ、今回の扁壺は掻き落としによる魚紋。鮃(ヒラメ)に青海波文様、岩を図案化した幾何学の文様の組み合わせで めでたさを表現しています。
滑稽な鮃の表情が扁壺にとても馴染んでいます。
粉引の発色は窯の中で緋色になり(御本手 -ごほんで-)
秋らしい装いとなりました。
季節の器のご提案・7月* 涼やかに、線彫りの器 *
にて制作風景を公開いたしております。
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