ずっしり積もった雪原を 春の光がまぶしいほどに照らします。 長かった冬も間もなく終わりを告げる頃。 3月は 「白流し釉」 の器をご紹介させていただきます。 白く発色する灰釉でも、ひしゃくで釉薬をしたたらせ掛ける、 「流し掛け」にすることで、流れるような白の濃淡をつくります。 春の雪のように、幾重にも白い層を成す器の中に春を呼んで。
【 変わり一輪差し 】 花屋さんに色とりどりの花が並び、 卒業シーズンを彩ります。 春の花は、ほのかに甘く香り 花ことば以上に たくさんの思い出が 込められているようです。 白い花器はお花を優しく引き立て お店でも人気の色。 ブーケのように色んなお花を纏めたり、 庭に咲いたお花を飾ったり お家の中にも春の気配を。
【 コーヒーカップ 】 3月20日は春分の日。 昼の時間の方が長くなってきて、 夕方が心持ちゆったりしますね。 お茶の時間も少しずつ長くなってくるのかしら(笑) 春のお茶には 彩りを鮮やかにする白いカップで 琥珀色のコーヒーや 春色のハーブティーなど。
【 四葉フリーカップ 】 飲み口の四方を窪ませ クローバー形に模られたフリーカップ。 飲み口の口当りも場所によって 印象がかわるので新鮮です。 「♪ 春の弥生のこの佳き日~」 お雛様を眺めながら、白酒でほろり酔いしれてみては・・・