会津慶山焼・季節の器のご提案
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ここは、2016年07月の記録です。

慶山焼へようこそ
7月 * 透通る灰釉の器 *  

7月に入ると、会津地方は夏の訪れを祝う行事が目白押しです。
日替わりの市が立つ「お日市」、花火大会、夏山開き、湖水浴の浜開き・・・
夏を楽しむため まずはスタミナが必要のようですよね(笑)

そんな夏の食卓に、涼やかな表情の器を活躍させてみてはいかがでしょうか。
さあ梅雨明け間近、そろそろ器も夏支度。

【 変形小鉢 】
ゆるやかなカーブが器の縁を型取り
風車の形をした小鉢。
食卓にも涼風をもたらしてくれそうです。
見込み ( 底の部分 ) がしっかりあるので
夏野菜の煮浸しや 旬のお酢の物など、
汁気のあるお料理の盛り付けが似合うようです。
栄養豊富な旬の食材を ふんだんに摂れたなら 
夏負け知らず、なのかもしれませんね。

三角小鉢
飯碗


 【 飯 碗 】
 「一日一食はお米を食べる」
 わが家の昔からの夏バテ防止策。
 おかげ様で がっしりと丈夫な身体のようです(笑)。

 手前 :口縁が広く、浅めの平茶碗は
 見た目に涼しげで、
 また 中のものも冷めやす
 夏に用いられています。
 透明色の釉に にじんだ絵具の濃淡が瑞々しく
 お茶漬けなども さらさらといただけそうです。

  :粉引の飯碗に描いた麦藁手の文様。
 鮮やかな呉須( コバルトを含む絵具 )が、
 夏色を想像させます。


【 コーヒーカップ 】
最近は夏場でも冷たい飲み物を控える
という方も多くいらっしゃるようですね。
香りを愉しむホットコーヒーならば
なおさらのことでしょうか・・・

手前 :勢いよく引いたロクロ目の跡に、
ガラス質の釉薬が溜まり、
溢れそうな水色のグラデーション。

 : スッキリ描いた線は
夏にひゅんと伸びた草をイメージ。

粗土の粘土で、ごつっとした土肌の触感、
手にして軽い、いい意味での違和感。
存在感のあるコーヒーカップが
至福のひとときに寄り添います。

コーヒーカップ