【 線彫りゴブレット 】(右下)
【 カエルの蓋物 】(左下)
梅雨に入ると、工房の作業はちょっとペースダウンします。
それは粘土の乾きに時間がかかるようになるので、
作品形成後に底の部分を削ったり、
作品を完全に乾燥させて窯に入れたり、といった
すべての工程がゆっくりになってしまうのです。
でも、ただのんびりしているわけでもなく、
この気候をうまく利用して、工房で制作されているのが
半乾きの粘土に細工を施す 装飾の器たち。
彫刻刀で彫り込みを入れる「線彫り」や
切り抜いた粘土を貼り合わせて形成する「箱もの」など。
(左下のカエル君も、中がくり抜いてあって
小物を入れる蓋物になっています)
長雨の間の手先の遊びで
ちょっとした名品が生まれているかもしれません(笑)。
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