会津慶山焼・季節の器のご提案
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ここは、2016年04月の記録です。

慶山焼へようこそ

  4月 * 花見宴の器 *

片口・ぐい吞
4月、椿、梅へと咲き継ぎ華やかな季節を迎えております。
いつもより早い桜の便りも 間もなく会津に届く頃。
会津の桜は歴史を繋ぐ銘木や、
会津地方に咲き継ぐ会津五桜、記念植樹の桜など、
桜の木、一本一本に物語が込められています。

「花は咲く」ことにどれだけ励まされていることでしょうか・・・
今年も桜との素敵な思い出が生まれますように。

赤絵高台盃

 【 片口・ぐい吞 】

片口とは酒樽から お酒を移すための道具。
この趣ある形から 今では器としても使われるようになりました。
中身の量も一目でわかるので 手酌しやすく、
細い口からお酒が注がれるゆったりした様子、
まさしく用と美を兼ね備えた酒器です。
また 土質のキメが粗くごつごつした土肌は
使い込むほどに滑らかに変化するので、
楽しみながら長い付き合いになりそうです。

 【 赤絵高台鉢 】

土井晩翠 作詞、 荒城の月
「春高楼の花の宴 めぐる盃(さかずき)影さして」
この歌詞は鶴ヶ城がモデルになっているともいわれています。
鶴ヶ城の城郭に埋まる千本の桜の華やかな佇まいの中に
時代のもの悲しさが見え隠れする会津の桜、
酔いしれて、歌の世界へと誘います。
桜に託された想いを 赤絵の盃に映し、つかの間の歴史散歩も いとおかし。




 【 吹墨コーヒーカップ 】

春風に舞う桜を纏ったカップと
ぼんぼりのような丸みのあるソーサーです。
大河ドラマ「八重の桜」の放映に感謝し、
この温かな気持ちを形に表したいと、試行錯誤のすえ
赤呉須と粉引による釉薬がうまれました。
  コーヒーブレイクが味わい深いひとときとなりますように。

吹墨コーヒーカップ