会津慶山焼・季節の器のご提案
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ここは、2012年09月の記録です。
慶山焼へようこそ
9月 * 躍動感のある ソギの器 *
冴えた月
澄んだ空気
抜けるような青空

まっすぐな自然の強さに
はっとする秋の風景。
自然の美しさを愛でるように
日々の暮らしを愉しむ 季節の器のご紹介です。


しのぎ二段重

無骨に削り出した 粘土の塊り、 中身をくり抜き 箱ものに仕立てています。
ごつごつした見た目とは対照的に 蓋と箱とが ぴたりとはまる精巧なつくり。
内側のブルーの釉薬を発色させるために  窯で三度 焼いた土肌は
焼き艶が表れ 陰影が力強さと勢いを生み出している。
二段重
面取り小鉢 二段重
面取り小鉢

ロクロで引いてから半乾きの頃を見計らい  カンナで面をとる。
迷いなく一気に削いだ面が  段々に重なることで、
歯車のような流れがうまれます。
粘土がある程度硬くなってから削るため 変形や歪みが生じず
土ものにしては 薄手で軽やか、小粋な仕上がりに。



ソギコーヒー

均等のソギ目が きりりとしたデザイン。
コーヒーカップの 角を立てた荒々しい削りに対して、
受け皿は カンナでやや深めに堀り 釉薬で 濃淡を施しています。
シンプルなデザインから伝わる、コーヒーのまっすぐな味わい。
ほっとする ひとときを。
ソギコーヒー
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