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風薫る五月、
ぐんぐん生長する
植物たちの 自然の鮮やかな色彩に目を奪われます。
悠々とした若葉は
初夏の穏やかな気候を物語っているようですね。
慶山焼の釉は
ケヤキや籾など こうした天然の灰から発色されます。
何処までも深く、澄んだ自然の色彩が器を飾り
日常の生活に彩を添えます。
鶴首花瓶
白流しに辰砂(しんしゃ)を掛け流した
印象的な花瓶。
辰砂の中の銅の成分が
窯の中で 赤~紫~緑へと呈色し
妙なる景色をつくります。
新緑の深まりゆく様子を留めた一点です。
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波チョク、波皿
皿の淵を波型に押し上げ、変化をもたせた
銘々皿と正角皿。
灰をそのまま筆で塗った自然釉は
溜まりの部分が透明感のある緑に発色します。
ケヤキの木と葉のDNA(?)を思わせる
鮮やかな茶と緑のコントラスト。
繊細な葛きりや和菓子など
引き立て季節感をあらわします。
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