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4月 * 華やかな色絵の器 *
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甘い香りに包まれ 春色に染まる4月。
今月は慶山焼にはめずらしい 色絵の器をご紹介します。
「お祝の膳を華やかに演出・・・」
そんな思いから、素朴な器たちがドレスアップをして
食卓を演出します。
木草酒差し
なだからな口縁から足元にかけて
流れのあるフォルムと
木草(縞)模様の一体感。
(写真ではわかりづらいのですが、
足元の高台まで線が画かれています)
陶工の細やかな仕事ぶり、
さすがと思わす一器です。
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赤絵そば猪口
(右) 愛らしい草花のモチーフ、
(左) 縁起の良い矢羽の文様。
生き生きとした筆づかいが
のびやかな春をイメージしています。
猪口(ちょこ)とは、
元々お料理を盛る小鉢や、ぐい?など
多用途から生まれたシンプルな形。
コーヒーやデザートなども「和風」にしてしまう
粋さ加減も魅力です。
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粉引四角平鉢
水の渦に見立てたロクロ目、
その水面に浮かぶ桜の花弁。
例えば、季節の和菓子などは
器との間合いをとって盛り付けると
主役の菓子と 背景の器とが調和します。
器あそびの世界が広がる平鉢です。
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