会津慶山焼・季節の器のご提案
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ここは、2011年09月の記録です。
慶山焼へようこそ
9月 * 豊かに染まる秋景色 *
粉引酒器 秋の訪れは夜の景色から。
冴えた月光、ススキのシルエット。
虫の声に耳を傾け、ゆったり過ごしてみては・・・

【 刷毛目徳利、粉引ぐい呑 】
 徳利 白化粧した刷毛目の模様、
ほんのり赤み掛かった窯変から 温もりが伝わります。

 ぐい呑 飛びカンナの技法で規則的な彫り込みが施されています。
指先にしっくりなじむ心地のよさ。

また粉引の特徴として
使い込むほどに 白化粧に色が染み込んでゆきます。
それがトロリとやわらかく現れてきたら
ぐい呑も酔ってきた証。
秋されの空は 澄んだ青色をしています。
どこまでも深い青に 想像をかきたてられるのは
この色の魅力からでしょうか。

【 ブルー酒盃、ブルー徳利 】
慶山焼の灰釉を2種類 重ねあわせて発色させる ブルーの色。
そのため ひと窯ひと窯ごとに 色の出具合が異なっています。
そこがまた おもしろく、
思い思いに 濃淡の好みがはっきり分かれる釉です。

足(高台)のついたモダンな 酒盃 
口元に沿った形から 香りが広がります。

 徳利 は注ぎ口から緩やかに流れるフォルム。
徳利の全体を表すのに 口、首、肩、腰など よく人の形に譬えられますが、
この徳利は典型的な なで肩の女性形。
ブルー酒器