ここは、2009年02月の記録です。
- 02/27
きのうは一日晴れ模様で、日差しの強さに春の気配を感じておりました が、風は冷たくて おもわず♪春は名のみの風の寒さよ〜と、季節の歌を口ずみました(笑)。近頃は天気予報の予想気温も 朝方の冷え込みより日中の暖かさが気になってきますね。けさは薄曇りの殺風景なところに小雪がふわり舞っています。まだつぼみを硬くしたままの会津の花たちに白い綿雪が「そろそろ出番ですよ〜」と誘っているようですよ。
- 02/25
きのうに続き雨の会津です。雲が薄くて静かな小雨、雪になることはなさそうです。春はすぐそこまで来ているのでしょうか。さてさて、工房は冬になると「つくり」がスローペースになります。粘土で形を作り上げ完全に粘土に乾かしたら窯に入りますが、冬期間はこの乾燥に時間がかかるためなんです。その分、器へ細工を施したり絵を入れたりなど、手のかかる作品や新作はこの時季に生まれます。雨で今日も生の作品は室内乾燥。大きな壺から一輪挿し、陶芸教室の作品などが所狭しと工房に並んでいます。
- 02/24
2月は時の経つのが早いですね、来週からは弥生。さらに今年は暖冬で暦と同じ季節の巡り。雪国ののんびり生活をしていたら気が逸る思いがしてきました。でも、ですね太陽の動きはちゃんと正確で、昼と夜の長さが丁度よいくらいですね。慶山焼のお店では活けてある桃の花が開花して、春の予感を知らせています。間もなく桃の節句ですのもね、春の準備もそろそろはじめましょうか・・・。
- 02/23
朝の雨が霙になりました。2月というと いつもの会津ならば冬真っ只中ですので、やはり雪のほうかどこかホッとします。傘を差して歩いてみたら、傘にかかる雪の重たさに早春の気配を感じました。この雪も のちに雲りになり、明日にはまた晴れるようです。週末から雪と晴れを繰り返すお天気。三寒四温にならない気まぐれお天気でしょうか。
- 02/20
朝のうちに雪が雨に変わりました。風が少し出ていたので一瞬 寒い〜と感じましたが気温からすると暖かい方なんですね。この暖冬で、福島県でもいわきの方では彼岸桜が開花したそうです。慶山焼のお店では桜の花びらを描いた桜文の器たちが一足早い春を届けています。いつもならばお雛様の頃に、春を待ち詫び華やかな器を作りますが、今年は季節にせかされるようにお店に並びました(笑)。
- 02/19
昨晩から しんしんと静かな雪が降り、街中をほどよく包んでいました。まっさらな雪に朝日が差すと光を放って雪景色が輝き出しました。この雪もまた消えてしまうのでしょうか。
さて工房では雪掻きもそこそこにして、陶工たちが本格的な作品づくりに専念しています。近頃はよく大物の「花器」を引いています。大きな「壷」は身を乗り出し、肩まで壷の中に入って粘土と格闘しています。「鶴首」といって首が鶴のように長い一輪挿しは 指先から全身を持ち上げるように陶工も伸びています(本人たちは気づいているのかな?)。形が出来ても焼きあがるまで その姿がわからないのが、やきものの楽しみのひとつ。この器たちの春が待ち遠しいです。
- 02/18
きょうは二十四節気のひとつ「雨水-うすい-」、雪が雨に変わる頃にあたるそうです。会津の空はそんな暦の移ろいを知ってか知らずか けさは薄っすらと雪が積もっていました。建物の隅っこは雪のかからない所もあって ふんわり風に乗った通り雪だったのでしょうね。季節の変わり目、冬と春が行き来しています。週末からはまた春のような陽気になるようです、春を待つ動植物たちはぐっすり眠れていないかな。
- 02/17
昨晩からの降雪で屋根の雪は5センチほどになりました。ふわっとした淡雪は路面のに積もることなく消されてしまいますが、山の方は新たな雪景色を作り出してゆきます。やはり、降る時季にしっかり降ってもらうとホッとしますね。雪になると人も車もスローペース、工房でも粘土の乾きに合わせ窯の火入れ時を見計らいますので、こういう日は「つくり」に専念です。いい器ができるかな?
- 02/16
絵ろうそくまつりは一時小雨がぱらつくこともありましたが 終了時間までロウソクの炎は消えることなく 冬の部を美しく燃え尽きました。ありがとうございました。瓦燈から零れる光を眺めていると心が洗われるようで、このやさしい時間をみなさんと共有できたのが何よりも嬉しかったです。さてきのうまであたたかな陽気が季節を狂わせていましたが、一晩明けてみるとふんわり小雪が舞い、若松市内の背あぶり山はほんのり白く染まっていました。例年の2月にしてはまだまだあったかですが、急激な気温の変化にどうぞご自愛くださいませ。
- 02/13
いよいよ今宵、会津絵ろうそくまつりの開催です。気になるお天気は・・・曇り(ホっ)。お祭り大好きな陶工たちは今から日暮れの点燈式をを楽しみにしています。各会場ことにいろいろイベントがあり、鶴ヶ城では地上絵。ロウソクの光で「愛」の文字を作り上げるそうです。今年のNHK大河ドラマ「天地人」と明日のバレンタインデーに合わせた今回のテーマ。柔らかな炎は皆さんの心にどのように映るのでしょうか・・・。慶山焼会場へお出掛けの際にはお声掛けくださいませ。
- 02/12
「会津絵ろうそくまつり」がいよいよ明日に迫りました。まつり実行委員会から絵ロウソクが届き、起き上がり小法師の瓦燈を磨き、と準備が整いますと いやが上にも盛り上がってまいります。今年は暖冬のため雪が少ないですが、あたたかな分、和ロウソクの特徴でもある大きな炎、ゆったりした揺れがつくる幽玄の世界にゆっくり浸っていただけるのではないでしょうか。慶山焼では13、14日の両日とも常時 陶工たちが火の番をしております、お出掛けの際にはどうぞお声掛けくださいませ。
- 02/05
けさはキンと冷えた朝、外は真っ白く足元の草の原にギザギザの霜柱が立っていました。私が見た頃にはもう日が明るく照って 日影の部分が白くなっている程度でしたが、もう少し早かったら一面に広がる霜の衣を見ることができたのでしょうね・・・。溶け出した水滴がキラキラしています、日中はぽかぽかの霜晴れでしょうか。きのう発表になりました桜の開花予想、会津も桜の時季が早まりそうです。いつもの年ならばここは春の訪れが遅く、梅と桜が咲き揃いますが、今年は梅の余韻に浸れるのかもしれませんね〜。
- 02/04
立春ですね、春を祝うかのようにきょうは日差しも麗らかです。暦の上での春を聞くとどこかホッとした気持ちになりますね。そんな心が温まるようなお祭り、会津絵ろうそくまつりが13,14日に開催されます。今年も起きあがり小法師の瓦燈が市内随所にて火を燈しますよ。実は起きあがり小法師の瓦燈の顔の表情は、みなさんオリジナルで描かれているんです。どこの小法師がめんこいカナ? 。
- 02/03
きょうは節分ですね。季節の分かれる日、会津は2、3センチほどの綿雪が降りました、春まだまだ遠いようです。さてさて今夜は寒さも吹き飛ばすくらいに「福は内!」と豆を撒く声が家々から聞こえてくることでしょう。こういった年中行事は地域や家庭によっても風習に違いがありますよね、ちなみにわが家は鬼子母神様が子供の守り神なので、かけ声は「福は内」のみ(ただし厄払いのため出せる限りの大声で)。豆は落花生を撒き、そして郷土料理「ざくざく」(根菜類のたくさん入ったお吸い物)をいただきます。これがしっくりするんです(笑)。
- 02/02
週末の間に会津はお天気がコロコロ変わり、街を一晩にして白くうめ尽くす大雪が降ったかと思えば、翌日にはそれを消すぽかぽか陽気、さらにけさはその雪解け水を凍らせる冷え込み方。自然のパワーはいつもながら驚かされます。この氷の世界も日中になればまた水に戻るのでしょうね。さて世界フリースタイルスキー猪苗代の開幕、あと1ヶ月に迫りました。みんなの情熱で勝ち得た猪苗代での開催。ぜひ上質の雪が降って成功を祈るばかりです。