ここは、2007年11月の記録です。
- 11/30
けさの会津は放射霧の立ち込める 冷たい朝、でも日中には霧が晴れておだやかな小春日和となってくれると思います。青空のかなたに会津盆地をつくる雪山が浮かび上がってくることでしょう。明日から12月、雪が積もってしまえば気持ちがのんびりしますが それまでは気ぜわしさの感じる師走の会津カナ(笑)。
- 11/29
ろくろを引いていて、ふと顔を上げると外が真っ暗になっている。と、陶工が言っていましたが、日の暮れるのがとても早いですね。11月も季節の変わり目であっという間に過ぎたような気がします。月のはじめには たしかまだ薄手の上着を羽織っていたのが いまは厚手コート。すっかり冬の装いです。
さて、仕事を終えて帰る頃には 東の空にぽっかりお月様が浮かんでいます。長い夜、陶工たちは新作の器のデザインを考えているようです。春にはどんな器が完成するのでしょうか。
- 11/28
朝からよく晴れて青空に白い雲がたなびいています。季節がちょっと戻ったようなオトクな気分。さて、
晩秋会津の味といえば「会津身不知柿(みしらずがき)」、ちょうど食べごろえお迎えております。
皇室に本日献上されるそうです。今年は柿の味がしっかりつまっていて美味。時季が遅れぎみでしたが
身しらず柿の名前の由来のように 身のほど知らず(枝が折れそうなほど)に たわわに実りました。八百屋さんの店頭に山積みされた柿の箱が例年よりも多く感じられます。ビタミンをたくさん摂って風邪に負けないカラダづくりガンバリましょう!
- 11/27
朝方の冷え込みはもう冬ですね。目覚めぱっちり、朝からしゃきっと背筋が伸びる気分です。寒くなってくると、窯場にやってくるご近所の猫ちゃん。窯の火が止まり余熱でポカポカの窯小屋、戸を開けっ放しにしておくと猫が入ってきてしまうんです。猫は縦に移動するので手板や差し棚などに飛び乗られては大変!!なので窯屋で猫は飼えないといわれているんです。暖を求める気持ちはわかりますが・・・足元にすりすり近寄ってきてもやっぱり入れるわけにはまいりません(笑)ゴメンね。
- 11/26
日暮れが早いですね、きのうも夕日が沈むそばから東の空に真ん丸お月様が浮かび上がっておりましたが、出始めの月は光がやわからな橙色。陶工が「ちょうど窯の火の止まる頃の色だ・・・」といっておりましたが、12670度まで上げた窯の中の色はとろけそうな鮮やかな色。最後は目で確認して火を止めます。窯は昨晩止まったばかり、どんな器が出来上がるのか待ち遠しく感じます。
- 11/25
深い霧でけさは真っ白けっけ、景色が遮られ雪かなと思うくらいでしたが、お昼近くになると 暖かな日差しへと変わりました。今日は晩秋の色が濃く、先日の雪をもたらせた寒波がうそのようです。慶山焼のお隣のお蕎麦屋さん「桐屋 夢見亭」さんでは新そばの旗が上がり、薫り高いお蕎麦の盛り。収穫の遅れた身しらず柿も食べ頃です。会津は晩秋の味覚最盛期ですね。
- 11/22
会津は昨晩からの雪が積もり、うっすら白いベールにつつまれています。紅葉も褪めてさびしげだった山が純白にかわると、まるでクリスマスのようなんです。自然美にはいつもながら感動、そして感謝です。慶山焼お店 開店前の掃除で雪かきをして、ちょうど身体が温まってきた頃、空に晴れ間が見えてきました。週末にはまたお天気が回復のよう、この雪もきっと消えてしまうのでしょうね。「気持ちも慌てずゆっくり冬仕様に・・・」と、勤労感謝の日を前に、冬の予行練習みたいなものでしょうか・・・(笑)。
- 11/21
天気予報では会津は雪だるまマーク、いよいよ冬到来のようですね。それでも朝のうちはピリリという寒さではなく、若松市内は雪を想像しがたいくらいです。お庭の木々たちは雪吊りを施され冬の装いへ。雪を待っているように見えます。美しい雪の季節、でも気候が変わると心配なのがインフルエンザですよね、今年は流行の兆しがもうあるようで、くれぐれも体調管理に気をつけてくださいませ。
- 11/20
真っ白な霜が降りて、けさも冷たい朝を迎えました。慶山焼のお店開店の9時頃になると日当たりのよいところから霜が溶け、きらきら光るのがとても幻想的でした。朝の時間が遅くなってゆくのを感じます。季節の変わり目、お天気も変わりやすくなっていますね、明日からまた天気予報では雪だるまマークになるようです。空気にピリリと肌を刺すような感覚ではないので 淡雪が寒空を賑わすくらいでしょうか・・・季節はじめの雪には儚げな美しさがありますね。さぁ今にうちに冬支度です(笑)。
- 11/19
雪に変わるといよいよ冬を感じますね。若松市内はきのうが初雪となり、真っ黒な空をふわりふわり雪が舞いました。今朝も屋根にうっすら積もっていたものの、日が出るといつのまにか消えてなくなりました。今年の冬はどんな雪景色をつくるのでしょうか、本格的に降るのは年が明けてからでしょうか・・・いろいろな想いが巡ります。
- 11/17
明け方に放射冷却の影響でぐんと冷え込みましたが、朝から日差しの明るい上天気です。磐梯山は雪が降りかかり、冬の装いへと変わりました。もう少し雪が積もれば太陽の色を吸収して、紅葉とはまた違った美しさを楽しませてくれることでしょうね。今日は日中あたたかくなるようです、あちこちで庭木の手入れや野菜の仕込みなど冬支度が見られそうですね。ちなみに慶山焼は窯焚きの準備です。
- 11/15
明け方に雨だったようでけさは冷えて感じましたが 太陽が顔を出すと山から白いモヤが昇り、晩秋の景色が現れてきました。さらに冴え続ける紅葉に見とれておりました あっという間に11月の半ば、これからは冬の気配も感じられる頃ですね。雪から庭木を守る雪囲いや雪吊りなどの冬支度も始まりますね。
- 11/14
きょうも好天の一日となるようです。空の青さやうす雲、それに日差しはまだまだ秋!でも空気に初冬のひんやり感があります。紅葉は若松市内の山へも降りて、錦の山にあでやかな赤が一際うき立っています。いつもの年ならば若松から喜多方へ移るのですが、今年は長床の銀杏もすでに見頃を迎えているようです。これから「黄色の絨毯」になるまで まだまだ晩秋を彩りそうですね。
- 11/13
久しぶりに朝からすっきりと晴れ渡りました。日差しがとても暖かく、この時季にはとてもありがたいお天気ですよね。ここ数日の間にきっちり冷えましたので、街路樹の残された葉はまっ赤っかに染まっています。冬に一歩一歩近づく中、暖かな景色が広がります。
- 11/12
朝から雨と晴れを繰返す空模様です。仕事はじめの9時半ごろには気持ちよい青空が広がってましたので、ナマ(粘土から成形したばかりの作品の事です)を天日に乾しておりましたら、まもなく天気雨に・・・今日は室内乾燥のほうがよさそうです。でも雨上がりの日差しはとてもまっすぐで、モミジやドウダンツツジの赤を透き通りそうなほど鮮明に照らしています。
- 11/11
この時季の雨は肌寒いですね、一雨ごとに冬が近くなっているように感じます。それでも会津は小雨程度で、しっとり晩秋の情景を落ち着かせています。15日は七五三ですので今週は神社にお参りするお子さんのかわいらしい姿が見られるかもしれませんね。お天気回復しますように・・・
- 11/09
真っ白なモヤで今朝は陽の光が届くまで時間がかかりました。きのうは会津でもこの冬(!)一番の冷え込みとなったそうで「立冬」の暦どおり季節が訪れているなと感じました。落ち葉は桜の色とりどりの葉がきれいで、かき集められた山があちこちに見られます。この落ち葉で肥料をつくるのは冬支度のひとつ。街もきれいになって、春にはまた花を植えるための肥料が出来あがりますね。
- 11/06
朝もやが薄らいで陽が射してきました。開店前、落ち葉を掃いている8時半ごろでも吐く息が真っ白く、11月(霜月)に入ったんだな〜と感じました。この冷え込みになって紅葉がより艶やかに美しくなったようです。モミジの赤とイチョウの黄色が目に飛び込んできます。先日、奥会津にて紅葉狩りをしましたが裾野までじんわりと降りてきました、きょうも絶好の紅葉日和になりそうですね。
- 11/05
朝方の冷え込みに冬の近さが感じられます。日中は ぽかぽか暖かいので油断してますと、夕方からは身の縮こまる事になってしまいます(ご注意を)。さて霜が降りる前にと、先日、皆で柿もぎをしました。もちろん会津の身しらず柿ですので、焼酎にさわし箱にきっちり納め、2週間ほどしてから食べ時になります。今年はどんな味かな・・・開封の時を首を長くして待っています(笑)。
- 11/04
先日の夕暮れ時、汽笛が聴こえる!?と思っておりましたら、会津若松〜只見 間を昨日今日の2日間にSL運行しているとのこと。あれは空耳ではなくて試運転の雄叫びだったのですね。只見の奥会津は今が紅葉の盛りだそうで、そこにSLが駆け抜ける景色を想像するだけでも心がじんと暖まるようです。この連休にお客様よりうかがった紅葉だよりでは、大内宿や強清水なども見頃とのこと。暖かな感想に山のようすが伝わってきます。
- 11/02
きのうから細かい雨が降って、山を街を空気を洗いすっきりしています。工房は朝から窯積みの日。釉薬の掛かった白い器たちが丁寧に並べ、積み上げられてゆきます。窯の中での空気の通り、火の巡りを考え配置するのですが、私から見れば ばらばらの形の器をうまくはめ込んで、まるでジグソーパズルのようなんです(笑)。陶工も結構、楽しんでいるのかも・・・
- 11/01
けさはすっきりと晴れ渡る気持ちの良いお天気です。日は短くなってゆくのですが、ナゼが気持ちがゆったりしてきます。さて近くの保育園で餅つき大会、朝から賑やかな声がしてきます。できたての餅米で今年の収穫を祝い、杵をついて身体をいっぱい動かしたら お腹も空いて・・・まさに秋を満喫していますよね。秋もたけなわ。磐梯山の紅葉は山の裾まで降りてきて、山の錦を作っています。