ここは、2006年10月の記録です。
- 10/31
朝方に濃い霧が立ち込めておりましたが、それも間もなく晴れ上りました。霧の中からうっすら現れてくる紅葉はとても美しく、鶴ヶ城はいっそう秋の深まりを感じさせています。きょう10月31日といえばハロウィンでもありますね、よくかぼちゃのお化けをよく目にしたりもします。あのオレンジのかぼちゃ、実は農家で飼料として作っていらっしゃたりするんです。大きく大きく育ったかぼちゃのコンテストなどもあったりするようで、、、あまりのご立派さに飾って置きたくもなります。秋の思わぬ収穫ですね。
- 10/30
会津は秋晴れの暖かな日が続いております。近くの山々も色づきはじめ鮮やかな木々が目立つようになってきました。その中でも会津若松に南に位置する御山地区では山すそまで艶やかで、紅葉がおりてきたのかと思っていたのですが、、、目をこらしてみると「見知らず柿」の柿畑でした。斑点模様の美しい彩りで、柿はまさに今が収穫の時です。
- 10/29
きのうに続き最高の秋晴れです。この週末はお天気にも恵まれ、実った柿をもぐ作業があちこちのお庭で見かけます。これから焼酎などで渋抜きをして「会津身しらず柿」の出来上がり。1つ1つ丁寧に作らた味はホント絶品なんです。さて会津の味といえば「会津ブランドものづくりフェア・あいづ極上のごはんと最高のお供達」が昨日からあいづドームで行われています。ちなみにこの会場のある御山地区は身しらず柿の献上柿としても有名なところ。いいものいい壌土からでしょうか(笑)。
- 10/28
澄み渡る青空、会津はあたたかな一日になるようです。空がより高く感じられる季節ですね、きょうはこの大空で凧揚げ大会が行われるそうです。凧といえば会津には古から伝わる「唐人凧-とうじんだこ-」があります。相手を威嚇するような大きなベロを出しているちょっとコワ面の顔。会津戦争でも活躍したりと いろいろな言い伝えがあり、私たちにはとても馴染のあるものなんです。大空に揚がりるのでしょうか、河原の近くまで行ってみたいと思います。
- 10/27
朝方に小雨がぱらついて草木を潤しています。連日あたたかな日が続いたのでちょっと肌寒くも感じられますが、これが平年並みのようです。秋もたけなわになってまいりましたね。さて新米に続き、会津ではこれから「新そば」の季節です。慶山焼のお隣のお蕎麦屋さん「桐屋 夢見亭」さんでも新そばを知らせる幟があがりました。香り高い会津のそば、週末ごとには各地で蕎麦まつりが行われます。
- 10/26
先日の寒い日が過ぎてから秋がぐんと深まったように感じられます。会津は紅葉の季節を迎え、連日見頃のたよりが届いています。私も東山から猪苗代湖に抜ける山道の紅葉狩りに出かけてみましたら、東山ダムの奥はもう色づきはじめ、真っ赤に冴えたモミジを見ることができました。背あぶり山は色づきまであと少しといったところ。お隣同士の山なのに紅葉の時季がずれていると季節も違うように感じられました。季節限定ですね(笑)。
- 10/24
朝から秋雨模様の会津です。一雨ごとに肌寒さも感じられるようになってまいりましたね。この雨はそう長くは続かないよう、ちょっと遅れ気味だった紅葉ですがこれから晩秋にむけ景色も一気に秋の装いとなりそうでしょうか。雨の日の工房は黙々と作陶に励んでいます。ロクロの回る低い音だけが響き、室内に広がる土の匂い、秋だな〜と感じます。
- 10/23
この週末は秋晴れの陽気となりました。会津の町を流れる阿賀川の河川敷では大きないも煮会が行われるというので、私も参加してきました。大きな鉄鍋で煮込む芋煮はとろとろ・・・。親しい仲間が集まっての芋煮も楽しいですが、こうしてみんなで収穫を祝い(野菜をつくった農家の方もいらっしゃいました!)味わうのはまた格別でした。こうした行事が増えればと思います。お腹一杯秋を満喫してきました〜ふぅ〜(笑)。
- 10/21
日ごとに秋色が深くなってゆきます。会津の名勝でもある「御薬園」〜かつて会津藩主の薬草園〜の前を通りましたら、桜紅葉が園内を賑わしていました。また柿の葉は斑点模様の綺麗な色が特徴的です(お料理の飾り付けなどにも使われるくらいなんですよ)。紅葉することに木の個性が現れていますね。今日も秋晴れの陽気、一段と木の葉を色濃くするのでしょうか。
- 10/20
秋晴れのお天気が続いております。実りの秋は畑の中のにもあふれ、生い茂る葉っぱの下に秋の野菜が目立つようになってきました。サトイモに大根、にんじんなどの根菜類・・・といえば会津名物の「いも煮」ですよね。毎年この時季には河川敷にお仲間が集まり鍋を囲む姿を見かけます。そしてこの週末には収穫をみんなで祝い、味わうという大きないも煮会が行われるようです。おいしいのでしょうね、食欲の秋でもあります(笑)。
- 10/19
近頃は日中の日差しがありがたく感じられるくらいです。朝、お店を開ける9時ごろには太陽が昇りじんわりとぽかぽかしてきますので、工房の中の粘土を出して天日で乾燥です。そして夕方6時、終了の後片付けをする頃になるとあたりは真っ暗、肌寒さが感じられるほどに。一日の気温差も大きくなってきましたね。会津は盆地ですので特に気候の変化も激しくなります。が、そのぶん四季の彩りも美しく、紅葉が鮮やかに染まります。会津を囲む山々、今年はどんな錦絵を描くのでしょうか。
- 10/18
秋の味覚、海のものもまた格別ですね。そう!さんまです!以前いわき市の方から秋刀魚皿のご注文をいただき誕生した「丸まるとしたサンマがしっぽの先までのる長角皿」。慶山焼でありそうでなかった形のため、お店に並ぶとお料理を数種類盛ったりなど前菜皿のようにお求めいただいたりしますが、はやりこの季節は秋刀魚1匹が似合うんです(笑)。数があまり作れないので、この季節に制作しておりますが、今年の器が窯の中から出てきました。旬の新鮮な秋刀魚だからこそ丸まるいただきたいんですよね。新米もいいけど日本酒もいいな〜(笑)。
- 10/17
今朝方は会津でも冷え込み、厚い霧が立ち込めていました。霜注意報が出され驚いていたのですが、こういう季節になってきたんですね。おかげで日中には気持ちよく晴れ渡り、すがすがしい青空が見えています。気温差がはっきりして日中は半袖でも夜は厚手の長袖と季節が違って感じられるほどなんです。会津のこういった気候が美しい紅葉をつくるのでしょうね、季節の変わり目ですので、皆様どうぞご自愛くださいませ。
- 10/16
早いもので10月も後半に入りましたね。お天気予報では紅葉の見頃を知らせるようになり毎日の楽しみにしています。福島県内でも尾瀬ヶ原や浄土平、裏磐梯の中津川渓谷などが色づいて、艶やかな錦絵とのことですよ。このあたりも赤みを帯び、山の輪郭を彩っています。木によって個性を出してお洒落。そうだ、きょうのような好天には押入れの服を出して衣替えをしよう!と思わせる感じです(笑)。
- 10/15
穏やかな秋晴れ、素敵な休日になりそうですね。猪苗代ではもう冬の使者コハクチョウがやってきているそうです。毎年ツガイであったり親子連れなど第1陣の訪れは少数なのですが、今年は団体で賑やかとのこと。野生の鳥ですがなつっこく餌を食べてくれます。これから迎える磐梯山の紅葉、雪景色、そして猪苗代湖の白鳥と会津の絶景をお楽しみくださいませ。
- 10/14
とてもさわやかな天気です。空は青く、柔らかな風。何をするにも気持ちのよい季節ですね。週間お天気の予報でもずっと太陽が目立っています。さて会津はお米の収穫を終えると景色が変わりとても広々としています。高台から眺める会津、いかに米作の環境に恵まれているのかと感じる季節でもあります。そしてのびのび飛び回る赤とんぼ。卵からかり異常発生(?)のようなんです。さぁさぁ子供たちのトンボ取りがはじまりました。くるくる指先を回してひょいと羽を掴んで・・・おもしろいんですよ。
- 10/13
天高く馬肥ゆる秋がしっくりとくるような陽気です。艶やかな柿の実、赤くなる街路樹のもみじ、色さめてきた田んぼの藁・・・秋色にどんどん彩られてゆきます。会津松平家庭園「御薬園」では「こも巻き」の作業が行われているようです。松の木に藁を巻きつける冬支度のひとつ。日差しのあたたかさがありがたく感じる季節ですね。
- 10/12
秋晴れのお天気が続いております。少しずつ移り行く景色を楽しんでおりますが秋はやはり色合いも華やかですね。柿の木には鳥たちが群がり赤く実った柿をのすくれしています(鳥たちの行動からその木が甘柿か渋柿かわかるくらいです・笑)。秋の味覚の代表格「会津身しらず柿」は渋柿ですので いくらつやつやで美味しそうな柿でも焼酎でさわさないと食べられないんですよね・・・会津人の辛抱強さもこうして培われてゆくのでしょうか?(笑)。
- 10/11
きのうは夏日になる暖かさでしたので、今朝がとりわけ冷えたように感じられますが、今日が平年並みのようです。これからは日差しのぬくもりが嬉しく感じられる季節になるのでしょうね。さて全国のご当地ナンバーの導入でこのたび「会津」も交付されました。まずは公用車からでしたが会津ナンバーの車を見かけるようになるのもあっという間でしょうね、実は私も密かに(?)計画中です。
- 10/10
朝から秋晴れの気持ちよいお天気です。ここ数日で風景がガラリと変わり稲刈りを終えた田んぼは子供たちの遊び場となっています。時々ぬかったり、藁まみれになったりしますが、この感触がまた新たな遊びを生んだりするんですよね。さて会津産の新米も出回り、味覚の秋を迎えております。これから芋煮やそば祭り、会津の各地で収穫祭で行われます。心もお腹もいっぱいに満たされそうですね。
- 10/08
会津は風が強く、大きな雲が早いスピードで流れて行きます。空を見ていたらなんだか自分が移動している感覚になりました(笑)。先日の十五夜では残念ながら仲秋の名月を見ることができずにおりましたが、昨晩は空に冴える月!なんと満月だったのですね。夜空が晴れたらぜひ暖かい格好で月愛でるというのもいかがでしょうか。
- 10/07
昨晩の大雨、皆様の地域はいかがでしたでしょうか。各地の被害が報じられ驚いておりました、、、お見舞い申し上げます。会津は一時強く降ったものの、けさには静かな霧雨に戻っています。さてこの3連休会津ではSLが会津若松〜只見間を運行します。先ほど「ふぉ〜ふぅお〜」と勢いのある汽笛が鳴り響いていました、いよいよ出発ですね。秋のSLは色彩豊かな田園を駆け抜けます。車窓からは実り豊かなようすが感じられるのではないでしょうか。皆様も素敵な休日をお過ごしくださいませ。
- 10/06
きょうは全国的にも雨のところが多いようですね。会津は秋雨らしく優しい雨音がぱらりぱらり流れています。一雨ごとに秋の深まるのが感じられ、霧に煙る山が少し赤みを帯びてきているのがわかります。今宵の十五夜お月様はムリかな〜思いますが、週明けのちょっと欠けはじめた趣のある月見が今年流でしょうか。
- 10/05
きのうは夏日となる暑さになりました。きょうは落ち着いた曇り空。ここ最近のお天気を見ていますと秋晴れの合間に雨や曇りの日が数日交じりバランスよく感じられます。体育の日あたりにはまた好天となるようです。でもちょっと心配なのは 明晩の十五夜なんですよね。毎日丸く太ってゆくお月様を楽しみにしており、昨晩もおぼろげながらも光の強さがありました。今年は遅れることだけありススキも穂を広げ、秋が深みを増しています。晴れてくれたら嬉しいですね。
- 10/04
秋晴れの気持ちよい朝です。どちらかといいますと夏に近く日中は半袖がちょうど良いくらい。近くの幼稚園から「赤ガンバレ〜白ガンバレ〜」とアナウンスが聞こえていました、絶好の運動会日和にもなっているようですね。工房も今日は成形した器を天日に干しながら、作品1つ1つを水拭きをしています。傍からみていますとトンボが作品に止まったりしてとても長閑な作業なんですが・・・これをすると焼き上がった時の土肌が断然なめらかになるんです。
- 10/03
昨晩の霧雨が朝まで続くかと思っておりましたが、会津はけさの秋といった感じで、水色の空に白い雲が滲む やさしい空です。窯場は今まさに窯の火がととまったばかり。今までは窯の中の温度と外気温と差が落ち着いたところで窯出しでしがた、これからの季節はちょっと長めに窯を休めて様子を見ます。器独自の模様となる「貫入-かんにゅう-」がつくられるのもこの温度差からなんです。窯出しまでちょっと時間がかかりますが、そのぶん器の表情が穏やかになると思います。慶山焼の秋の器をどうぞお楽しみに。
- 10/02
昨晩から会津は雨模様となり けさも静かな雨音が聞こえています。やはりこの時季になると雨が冷たく感じられますね、思わずヒーターを入れてしまいました。天気予報も最高気温のチェックが、最近では朝夕の冷え込みが気になります。この気温の変化が会津盆地を美しく彩る紅葉をつくるのですね。ともあれ季節の変わり目ですので、みなさまもどうぞご自愛くださいませ。
- 10/01
薄曇りの空ですが日差しがじんわりと伝わってきます。きょうから10月ですね。衣替えでもあり日中でも袖の長いものが安心するようになってきました。衣替えといえば・・・田んぼも稲刈りが最盛期となりこちらは逆にすっきりしています。スズメがおこぼれをもらいに集まり、トンボたちは積み重ねられた稲の上で休息しています。長閑な秋のはじまりです。