ここは、2005年11月の記録です。
- 11/29
朝から小雨模様の会津です。ピリリと空気が冷たく、天気予報によればこれから山間部では白い雪に変わるようです。さて冬支度をあちこちで見かけますが、鶴ヶ城でも雪つりの作業がはじまったようです。松の木にピンと縄が張られ園内は冬の装い。街ではクリスマスツリーにイルミネーションが光る中、雪つりの職人技に風情が感じられます。人の手がけたものに雪が積もればまた温かみが増すのでなのではないでしょうか。
- 11/28
このところ変わりやすい空模様が続いております。けさも小春日和ですが、遠くの山並が雲に消されていますのでまたちょっと冷えるのかもしれませんね。冬支度の雪囲い作業はこれからの晴れ間を見て進められそうです。さて工房ではロクロを引く手がかじかんでくると、水桶にお湯を差してあたためます。なので心なしか手の動きが滑らかになったような・・・(冬の器は繊細なものが多いのカモ?)手からのぼる湯気にも冬の始まりを感じます。
- 11/27
朝のうち濃い霧が立ちこめておりましたが、間もなく白い霧に光が溶け込むように太陽が差してきました。これから晴れ上がるのを期待しながら、今日は陶工たちが雪囲いの作業に取りかかっています。庭木に木片などで囲いをして雪の重みから守る、雪国ならではの冬支度。雪囲いが本領発揮するのは年明けの1,2月ころでしょうか、今年はどんな雪景色を見せるのか楽しみです。
- 11/26
晩秋の味覚、「会津身しらず柿」を献上する箱詰め作業が先日行われました。県職員のみなさんがひとつひとつ丁寧に磨き上げる姿を見ると、季節の締め括りのように感じられます。そしてきのう猪苗代町ではスキー場がオープンし 一足早いスキーシーズンの始まったところがあるようです。晩秋を名残惜しく思いながらも 白雪の待ち遠しい今日この頃です。
- 11/23
きのうは寒い一日となった会津で、白い雪片がふわりと舞う姿が見られました。けさは打って変っての小春日和、日差しがぽかぽかしています。早速、植木に日光浴させ、成形した粘土を天日に干して、そして食べ頃を迎えた「身しらず柿」も開封してから天日に当てるとさらに甘さが増します。今日は太陽の恵みを感じる一日になりそうです。
- 11/22
朝方に小雨がぱらついたので肌寒く感じられます。野鳥たちの声も雨が上がるとようやく聞こえてきました。きょうは二十四節気で「小雪」にあたるそうです。紅葉の遅れた分、季節がのんびりしていましたが、会津も午後には雨か雪になるよう、冬寄りの一日になりそうですね。あったかくしてお過ごしくださいませ。
- 11/21
夜間の放射冷却で寒い朝を迎えましたが、日が高くなるとポカポカの小春日和。久しぶりに遠くまで晴れ渡り、雪をかぶった飯豊連峰の稜線が青空に浮き立っています。近くは柿の実の朱色や もみじの紅色が照り映え、秋と冬の間のなんとも贅沢な景色が広がっています。
- 11/20
紅葉もずいぶん深まり、早くから色づいていたサクラなどは落ち葉となって道を覆い尽くしています。風が吹くとあっちへカサカサこっちへカサカサとばされ、吹き溜まりに落ち着いてゆく姿はまるで生きているみたいです。竹箒で落ち葉を掻く光景もよく見かけるようになってきました。鶴ヶ城では今週末の26日(土)に落ち葉拾いが行われるそうです。自由参加で、作業の後はみなさんで芋煮を囲み身体を温めていただくようですよ。詳しくはこちらをどうぞ。
- 11/19
けさはやわらかな日差しで目が覚め、ひんやりとした空気で一気に起き上がることができました(笑)。この寒気で会津盆地の高い山々は白い雪をかぶっています。名勝「御薬園」では雪に備え、雪つりの作業が始まったようです。雪の重みから木を守るため、枝一本一本に張られる縄、そのピンと伸びる縄の模様もまたプロの技の見せ所。今年の冬はどれくらい積もるのでしょうか。
- 11/18
きのうの会津は日中に雪片がふわり舞ったものの、夜には真ん丸お月様。ピンと澄んだ空に、月光が溶け込むように虹色の輪ができ上がっていました。この時季は初冬の訪れと晩秋の深まりが同時進行していて、まだまだ紅葉も見頃です。喜多方市の熊野神社長床ではイチョウの大木が鮮やかです。大きな秋と小さな冬といった感じでしょうか。
- 11/17
一気に初冬の気配が感じられます。きのうは猪苗代あたりで雪に変わったと伺っておりましたが、若松市内も降り、これが初雪だったようです。(先日私が見た白い浮遊物、紛れもなく雪だったと思っていたのですが、きのうの観測で初雪となったようです・・・)。けさもピリリと冷たい空気が耳やほっぺを痛くしています。雨か雪という予報ではありますが今のところ日が差して、街路樹を一段と深く染めます。晩秋のなんとも味のある色になってきました。
- 11/14
けさはうす曇りのちょっと肌寒い朝を迎えました。昨晩の雨を乾かすさわやかな風が吹いて、足元の落ち葉がコロコロ転がってきます。吹き溜まりの落ち葉を拾い集めていたら、赤ちゃんの手みたいな大きなカエデを見つけました。とてもキレイで思わず落ち葉広いに熱中してしまいました(笑)。明日は七五三、晴れてくれるといいですね。
- 11/13
昨晩は桐屋権現亭さんにて新そばをいただいてきました。私にとっては待ちに待ったお初物(香り高くてやはり会津のお蕎麦は美味しい!)。晩秋の味を満喫してまいりました。またそちらで詩の語り部をされていた方は 日中に飯盛山で松ぼっくりや真っ赤なモミジを集めてこられ、そこからアクセサリーやハガキを作られるのだとか・・・。今日も穏やかな陽気です、童心に戻ってお気に入りの葉っぱや木の実を見つけるのも楽しそうですね。
本日、13日(日)はまちの駅スタンプラリーの抽選会が会津坂下町で行われます。パーフェクトの方、ぜひとも会津のお土産をゲットなさってください!
- 11/12
昨晩の雨が朝まで続きましたが間もなく雨も上がり、山に掛かったていたモヤが、まるで「のろし」みたいに空へと吸い上げられています。背あぶり山の紅葉がまた一段とはっきりしてきました。けさ会津へお出掛けになられた方に伺いますと、南会津から若松市内にかけてちょうど見ごろのうようです。街路樹はほぼ色を染め、足元には桜の色鮮やかな葉がちりばめられています。日中の陽気で乾いたら落ち葉拾いも楽しそうですね。
- 11/11
若松市内は紅葉の見ごろを迎えています。小春日和となったきのうは澄んだ青空に 背炙り山(せあぶりやま)の木々が斑点模様となって浮かび上がり、遠くには溶け込むような真昼の月・・・完璧なまでの美しさでした。けさは放射霧が立ち込め、視界をぼやかしています。白い霧の向こうの紅葉を楽しみに、これから晴れ上がるのを期待しています。また一段と色づいたかな?
- 11/10
会津でもきのうはこの初冬一番の冷え込みとなりました。空気がピリッと冷たく、やはり山の方では雪に変わっていたようです。紅葉が裾まで降りてき磐梯山でも峰に雪が降り、きのうが初冠雪となりました。いきなりの冬のお出ましに驚かされたものの、きょうはいくぶん暖かく穏やかなお天気。うす曇りの空にイチョウの鮮やかな黄色が美しく際立っています。季節の変わり目ですね、皆さまもご自愛くださいませ。
- 11/08
きょうは何とも不思議なお天気の会津です。午前中は好天が続きぽかぽかしておりましたが、午後になると(なんと!)小雪がふわり舞っているんです!はじめは落ち葉かと目を疑っていたのですが、まぎれもなく白い粒。立冬を迎えてすぐの初雪にとてもわくわくした気持ちです。
- 11/07
朝方まで雨が残り、今日も冷えるかなと思っていましたが、間もないくらいに晴れ上がり、雨粒をきらきら光らせています。吹きかえす風はほんのり温かくて 真っ赤なモミジがころころ踊っているようです。秋もたけなわの頃ですが、暦の上では冬の始まる「立冬」なんですよね。会津の冬は雪が降ってからが深〜く、長〜い雪国となりますので 今のうちに晩秋を惜しみなく楽しみたいですね。まずは紅葉狩に芋煮会に・・・
- 11/06
きのうが秋晴れの陽気となりましたので、けさの曇り空はとりわけ肌寒さを感じます。工房では早速ストーブを引っ張り出しましたが、窯の入った窯小屋がわが家で一番暖かい場所。これからの季節は時々猫が窯小屋に迷い込んできますので、戸の開けっ放しに気をつけなければ・・・なんです(笑)。夕方になれば今日当たりは底冷えしてくるかもしれませんね。気温の変化が激しい時季ですのでくれぐれもご自愛くださいませ。
- 11/05
とてもさわやかな小春日和となっています。紅葉も各地で見ごろを迎え秋の色を楽しむ方々で賑わっているようですね。そして新そば祭りに芋煮会にと味覚の秋もたけなわです。さて来週の13日(日)はまちの駅スタンプラリーの抽選会が会津坂下町で行われます。夏から秋にかけ、会津各地を巡られた方には懐かしいのでは・・・。慶山焼(土きど器の駅)からもお気持ちばかりですが 記念の品をご用意いたしております。どうぞお出掛けくださいませ。
- 11/04
晴れたり曇ったり、雨になったりと気まぐれな秋の空が続いておりましたが、けさは安定した空模様のようです。時々顔を出す太陽に照り映えるイチョウやカエデの紅葉がとてもきれいです。この時季になると工房では新作の試作が出てまいります。これから一冬の間に陶工たちは思い思いの器をつくり形にします。まずは冬に向けあたたかな粉引など厚手のものが多く、春を待つころには赤絵の華やかな器へと・・・お店に並ぶまでの器は実にさまざま。イメージも広がり楽しみの季節でもあります。
- 11/03
昨日は抜けるような青空が広がり 気持ちのよい秋晴れとなりました。稲刈りの終わった田んぼからは乾いたもみ殻を燻す煙が上がり、秋の匂い…やわらかく幻想的な日差しが夕方まで続きました。夕日もいつの間にか西より南に近いくらいに沈んでいるんですね、なるほどこれでは日が短いはず、と思いながらも紅葉を照らす夕焼けの美しさには うっとりでした。けさもぽかぽか陽気、お布団をパンパンと叩く音が空に響いています。
- 11/01
きのうはこの秋一番の冷え込みとなり、あわてて冬物のコートを引っ張りだすほどでした。けさも放射冷却で寒い朝を迎えましたが、日が昇ると穏やかな小春日和となっています。さて、今日から11月ですね、会津若松市ではお隣の河東町と合併し、大きな市が誕生します。河東町は仏閣などの名所が残り、自然の豊かなところです。町の魅力がさらに膨らみますね。新生 会津若松をどうぞよろしくお願いいたします。